敷地は、日本三大名園のひとつである後楽園に近い市街地ながらも、閑静な住宅街にあります。
住宅街であることから、建物は高さを抑え、狭い前面道路から大きく後退させています。
礼拝堂は、コンクリート打ち放しの柱列が並ぶ、主廊と側廊によりなるオーソドックスな造りで、外環境から守られた内向きの静寂な環境でありながらも、両側廊にある縦長窓の木製ルーバーからは樹の葉を通して木漏れ日が差し込みます。
祭壇では、旧礼拝堂の敷地内にあった石を積み上げたゴルゴタの丘に、雑木の十字架が凛と立ち、その周りには72個のロウソクが置かれています。
これは、主イエスが72人の弟子を派遣したという聖書の箇所(ルカによる福音書10章1~12節)から引用したもので、現代にあっては、私たちひとりひとりがその弟子であり、ひとりひとりの中に愛の炎が灯されているという信仰を表しています。
旧礼拝堂の手水を用いた洗礼盤からは、御言葉による命の水(ヨハネによる福音書4章14節)が湧き出ています。
また、皆さんをお迎えする門の上には、「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう」(マタイによる福音書11章28節)という御言葉の英語訳が記されています。
その御言葉の通り、平日は火曜日から土曜日朝6時から夕方5時まで礼拝堂を開放していますので、その時間内はいつでもご自由にお入りいただけます。
日常に疲れを覚えた時は、ぜひおいでください。
※都合により、閉堂している場合もあります。ご了承ください。
<高齢者、乳幼児、身体の不自由な方のための設備>