神様からの平安がありますように!
今年もアドベントに入りました。教会歴では1年の始まりとなります。
アドヴェントというと、「クリスマスの準備期間」というイメージを持たれる方が多いと思います。
もちろん、間違いではないのですが、他にも大切な意味があるのでご紹介いたします。
そもそも「アドヴェント」という言葉は、「到来する」という意味です。
では、何が「到来する」のか。そこには3つの意味があります。
第1の「到来」は、長い間待ち望まれていた救い主が、この地上に人間としてやって来られたこと、つまりイエス・キリストの降誕です。多くの方が「アドヴェント」といって普通考えているのは、この「過去における到来」でしょう。
第2の「到来」は、イエス様が約束なさったとおり、終わりの時に再臨されること、つまり、終末、最後の審判のことです。言うなれば、「未来における到来」です。
第3の「到来」は、前の2つの間にあって、この2つを「つなぐもの」です。それは、イエス様が、私たちの救い主、慰め主として私たちひとりひとりの心においでになる、その到来です。そして、私たちの心においでになるというこの第3の到来の意味が理解されなければ、第1の到来をお祝いするクリスマスも単なるお祭り騒ぎ、年中行事でしかなくなりますし、再臨という第2の到来は、何か恐ろしいものとして誤解されてしまいます。第1の到来も第2の到来も、私たちの心にイエス様がおいでになることよって意味がはっきりと分かるようになるのです。その意味では、この第3の到来、私たちの心に今、イエス様が来られるということこそ、一番大切なものだと言えるでしょう。
すべての人の心にイエス様が来られ、どんなときにも神様がともにいて、たくさんの愛と恵みを注いでくださっているという福音がとどきますように、祈っています。
教会では、その祈りを込めて、飾り付けをいたしました。
ラウンジにあるクリスマスツリーは、山から切り出した本物のモミの木です。高さは約4メートル!!圧巻です!!
ぜひ、教会に足を運んで、実際にご覧ください。
すべての人に、神様からの豊かな恵みと祝福がありますように。